来週開かれるのぶお杯で決勝戦のカバレッジを書くことになったので練習のために観戦記事を書いてみたよ。



12人が参加した池袋ホビステ金曜レガシー。
三連勝に王手をかけたのはリアニメイトを使うヒューとカウブレードを駆るカンスケ。
借金返済のためにしばらくMTGを離れ、船に乗っていたというカンスケは最強生物グリセルブランドを破ることはできるのか。

ゲーム1
ダイスロールに勝利したヒューは7枚の初手でキープを宣言。
対するカンスケは1マリガンでゲームが始まった。

第一ターン、早速フェッチランドを起動して《Underground Sea》を置き、《思考囲い》をキャストするヒュー。
対象はなんと自分。妨害ではなく共鳴者として使う作戦に出た。
カンスケに見せつけたハンドは《グリセルブランド》、2枚の《Force of Will》、《目くらまし》、そして《死体発掘》。
土地をドローすればグリセルの着地は約束されたようなものだ。
《グリセルブランド》を墓地へと移し、ヒューの下準備は完了した。

土地がないという公開された弱点を狙い打ち、カンスケは《不毛の大地》でデュアルランドを叩き割り、最低2ターンの猶予を得た。

しかしその後のヒューのドローはほぼ完璧だった。

返すターンこそ土地を引けなかったが、その次のターンには再び《Underground Sea》をセット。
続いてフェッチランドを引き当て、《死体発掘》を早速キャスト。
カンスケは《呪文貫き》で迎撃するがこれは当然見えていたWill(ピッチコストは目くらまし)でカウンターされる。
これに対しても《Force of Will》を返して気を吐くカンスケだが、土地を引けなかったターンにヒューがドローしていたのは2枚目のブルーカウントだったのだ。
さしものカンスケも3枚めのカウンターは用意できず、あのデーモンが目前に立ちはだかる。

手番が渡されるのを待たず、カンスケが《剣を鋤に》をデーモンに向かって唱えたところで能力を起動して7枚のカードを引くヒュー。
余裕の表情でこれを通してカードを得るために支払ったコストが取り返された。

諦めたような顔で《戦隊の鷹》をキャストするカンスケ。ライブラリから探してきたのはたった1枚の鷹だった。
ハンドは2枚しかないのに、だ。
これが意味することは一つ。そう、この2枚の手札もまた《戦隊の鷹》というわけだ。

相手がノーガードであることを悟ったヒューは《納墓》で再び墓地に《グリセルブランド》を埋め、そのまま《再活性》。
残りライフは6となるが手札、盤面の差は圧倒的だ。
トップから降り注いだ《剣を鋤に》が《誤った指図》で自身の鷹に対象変更されるのを見て、戦意を失ったカンスケはカードを片付けた。


ゲーム2
先手はカンスケ。お互いにノーマリガンでスタート。
第一ターンはお互い土地を置いてエンド。
2ターン目、カンスケはメインフェイズで《渦巻く知識》をプレイ。まるで2枚目の土地がないかのような動きだ。
この一瞬が命取りに見えたが、隙が突かれることなく呪文は解決され、2枚目の島を置いてターンを返した。
ヒューは2枚目の土地をセットすると、少し考える素振りを見せたがそのままエンド。
カンスケがまたも土地を置いてターンを返すと、エンド前に《納墓》をキャスト。
これは《呪文貫き》でカウンターされ、それを受け入れた。
ターンをもらってまたも少考するが、そのままターン終了。どうやら有効牌を引けていない様子だ。
またも土地を置いてターンを渡しあう二人だが、ヒューのエンドステップ、カンスケのキャストした《ヴェンディリオン三人衆》でゲームは動き始める。
公開されたハンドは《真髄の針》、2枚の《グリセルブランド》、《外科的摘出》、《目くらまし》、《残響する真実》、《古の墳墓》。
脅威を握られていないと判断したカンスケは新たにドローさせることなく自ターンに入り、攻めに出た。
アタックの後に《翻弄する魔道士》で《実物提示教育》を封じると共にクロックを加速させる。
マウントポジションを取られたヒューは、わずかな抵抗もできずそのままマットに沈んだ。


ゲーム3
先手を得たヒューは配られた初手を見ながら苦い顔でマリガンを選択。カンスケは7枚の初手をキープした。

ゲーム2と同様、序盤は土地を並べあい、ドローソースで手札を整える展開だ。
試合が動いたのはヒューの3ターン目。3枚目の土地をセットし、フルタップで《実物提示教育》をキャストした。
これには《呪文貫き》で答えるカンスケ。ヒューは《目くらまし》でマナを支払わせ、タップアウトの隙を作る。
さらに《誤った指図》で《呪文貫き》の対象を変更させようと試みるが、カンスケの《Force of Will》がそれを許さない。

またも思惑通りの試合運びをしたように見えたカンスケだが、今回は勝ちに向かうクロックを用意できないままドローゴーを繰り返してしまう。
《大祖始の遺産》を2枚設置し、墓地対策は万全だがライフを攻められない以上効果は薄い。

《入念な研究》を挟み、再びハンドを整えたヒューは再度《実物提示教育》をキャスト。
カンスケはハンドを確認するため、墓地にいた《エメリアの盾、イオナ》を《外科的摘出》する。
ヒューの握っていたハンドは《グリセルブランド》と2枚の《Force of Will》、そして《誤った指図》。
カンスケに「カウンターを2枚用意しろ」との指令が下された。
2枚の《大祖始の遺産》、《渦巻く知識》でライブラリを5枚掘り下げるカンスケだがカウンターは見つけられず、再び《グリセルブランド》の着地を許してしまう。
同時に出した《翻弄する魔道士》で、確認済みの《誤った指図》を禁止したカンスケは《流刑への道》をグリセルブランドに。
これも確認済みの《Force of Will》でカウンターされると、二の矢《瞬唱の魔道士》をキャスト。
手札の弾が尽きたヒューは《グリセルブランド》の能力でリロード。
ライフは十分残っていて17→10になる。
無事ブルーカウントを補充したヒューは再度《Force of Will》で除去を弾く。
かのデーモンの擬似除去耐性は厚い。
カンスケは最後の手段と《石鍛冶の神秘家》をプレイ。
サーチしたのは《戦争と平和の剣》。確かにこの剣なら7/7絆魂とも殴り合えるだろう。
だが、《グリセルブランド》がもたらしたハンドアドバンテージはそれすらも許さない。
《思考囲い》で《戦争と平和の剣》をディスカードさせられプランは完全に崩壊。
必死の抵抗も敵わず、カンスケはレガシー最強生物の前に膝を屈した。

コメント

ぐーん@あの世
2012年9月22日7:54

ハンドルネーム、地味に「一」なのねww

豪腕
2012年9月22日9:18

へも平仮名ですので某お兄さんと混同はしないでくださいね

ゆらりん@ MTGを休止中
ゆらりん@ MTGを休止中
2012年9月22日12:58

↑ワロタw

aoyg
2012年9月23日0:59

もっとふざけていいんじゃない?

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